2度目のアジア放浪の旅に出ていた。したい仕事も見つからず、と言って積極的に仕事を探すわけもなく、ただ毎日毎朝ヨガの練習だけを欠かさずにやっていた。その頃の座右の銘は「無理をしないこと」軟弱な男になっていた。

中国からパキスタンを通ってインドへ。アシュラムに入って本格的にヨガを学ぶ事ができた。とは言っても日本人の人に手ほどきを受けた。何人かの先輩ができたわけだ。瞑想で1時間も座る事ができず背中が痛みだしていた。アサナをしているとその痛みも消えてきた。それでも瞑想はなかなか難しく座っている事が修行であった。

この旅で何人かの聖人とよ ばれる人をみにいった。ある人に『今、ここに生きている」という強いエネルギーを感じた。なんということか!人を引き寄せるパワーを感じた。

沢山の本を読み、ヨガをし、いつしかヨガの頭になっていた。クラッシックの音楽をヨーロッパで聞くとすんなりと馴染んでいくように、ヨガの教えがインドという風土とピタッと合っていて、その哲学や考えが、すーっと身に染みてきて、

そしてヨガの教えは人類にとって真理であると知ったのだ。

ヨガをルーツに様々なものが生まれ派生してきた。

世の中にあふれている心と身体のことのほとんどの中心にあるものがヨガの教えそのものである。

そう確信した。確信したら、これを人に伝えなければと決め旅を切り上げ帰国する事に決めた。

自分がヨガに向いているとか、能力があるかとか、そんな事は考えもしなかった。

この真実を教え広めるのが自分の仕事だとその時決めてしまったのだ。