オペにより身体の自由が奪われ、抗がん剤の治療で精神的にも不自由さを感じながらもヨガの練習を再開した。

あまり激しい動きはできないし、すぐに疲れてしまう。動かないでポーズをキープするというスタイルに変えてヨガをするようにしている。

では何をしているのかというと、簡単に言うと身体の内側の左右差を取るようにしている。

身体の硬い部分と柔らかい部分のバランスをとっていく。すると身体のセンターが現れてくる。

そしてそのセンターは身体の中心にはないので、そのズレを身体の中心へ直していく。

エネルギーは外側と内側に同時に存在しセンターが形成されていく。

アライメントを取っていくという事はセンターにエネルギーを通していくことでもある。

専門用語で言えばスシュムナナー管にエネルギーを通していくのだ。

そして身体と意識のセンターが重なると身体と心が安定してくる。

というのが今の体験を通して実感している事である。

以前ある空手家が書いた同体力という本を読んだ事がある。

手足をいくら鍛えても強くはならない。胴体を鍛える事が大切だと説いていた。

その意味がやっとわかった。

今更ながら、ハタヨガとはこういうものなのだと感じている。

ここから様々なアサナを通して更に身体と心を整えていく。

小さな川が集まって河口付近では大きな川になっていくようにアサナをする事でエネルギーは大きくなっていく。

エネルギーが大きくなると自分を変える力になっていく。

これからが楽しみである。

こう言う体験をする為に病気になったと言っても過言ではないだろう。

スタートからやり直しである。