化学療法の朝は7時過ぎに家をでる。
そうすると8時半頃病院に着いて、機械で受付を済ます。
採尿検査、血液採取をする。

看護士
沢山の人が採血を待っているが、検診、オキサリプラチンの点滴、ストーマ外来と予定がつまっているので優先的にやってくれる。
それでも同じように検査や治療の予定がある人が多いので待たされる。
次から次へと回転が速い。
9時前に名前を呼ばれた。
右手に少し痺れがあるので左手から採血をする事にした。その後の点滴も左手からするので手の甲に針をさした。
手の甲は痛そうだと言うと、「少し痛いかもね」とプツンと針をさした。
あまり痛くないと安心して伝えると、
「上手いと言って」
と茶目っ気たっぷりで返してきた。
「ここでつまずくと、この後も、ブルーだからね」と、自分の事を慮ってくれる。
「じゃあ、今日は良い日ですね」と看護師さんに伝える。
看護師さんとの、何気ない言葉のやりとり感動してしまう。
「化学療法の手引き」という、ガン患者のためのヘミシンクを聞いていると、「あなたのために薬を調合してくれる、その愛を感じて感謝しましょう」というフレーズが流れてくる。
なかなか愛も感謝も感じれないでいたけれど、少しだけ感じる事ができた。

病院の柱
がんセンター外来の待合室に行く途中、エスカレーター横の柱に目がいく。
「にこにこ元気町」というシュールな絵が柱3面に渡って大きく描かれている。
待合室はあまり混んでいない。でも検査結果が出るまでしばらく待たされるのだ。

治療中止
今日は白血球の中の好中球の数値が低く抗がん剤の治療は中止になった。
副作用が少しきつくなっていたので、治療がなくなってホッとした。
これで治療のスケジュールが予定通りいかなくなった。仕事に影響が出るので対処を余儀なくされた。
今回下がったという事は、また下がる可能性があるという事だ。
次回から薬を減らすことになった。今ぐらいの体調で最後までいってくれたら、なんとかなりそうだ。

ストーマ外来
あとはストーマ外来だけである。ストーマ外来という言葉を初めて知ったのも3ヶ月前のこの待合室だった。まさか自分が通ってくるなんておもいもしなかった。
ストーマもまだまだ本調子ではない。というか慣れない。
自分の身体の一部とはいうものの、異質な感じがぬぐえない。この腸大きくなったり小さくなったりしている。さらに落ち着いてくると腸の蠕動運動とかが分かるようにもなるらしい。少しだけ楽しみができた。
今日は治療がなくなって時間に余裕ができたからだろう看護士さんとも、いつもよりよくしゃべった。

こうして今日の予定は終わった。

帰りにFADIE`Sに寄ってコーヒーを飲んで帰った。